突然、知らない人からLINEが届くと不安になりますよね。
「開いて大丈夫？」「なぜ追加されたの？」「理由がわからない」「既読にしたらどうなる？」「返信や電話はしてもいいの？」「スタンプだけはどうなの？」「消すには？」「ブロックすべき？」
そんな疑問や不安を感じている方に向けて、この記事では知らない相手からのLINEへの対処法を、危険回避の視点も含めて詳しく解説します。
知らない人からLINEが来たときにまず確認すべきこと
まずは、相手の正体やメッセージの目的を冷静に見極めることが大切です。ここでは、開いてよいのか、なぜ追加されたのか、その理由、そして削除方法などを解説します。
知らない人のLINEは開いても問題ないのか？
知らない人からのLINEメッセージを開くことに対して、不安を覚えるのは当然です。特に、LINEは既読機能があるため、一度でも開けば相手に通知されてしまいます。
しかし、開くだけで個人情報が漏れることは基本的にありません。LINEはメッセージを開いたからといってウイルスが感染するような仕組みにはなっていないため、過度に恐れる必要はありません。
ただし、明らかに怪しいURLが添付されていたり、不自然な日本語や翻訳調のメッセージが含まれている場合は要注意です。そのような場合は開かずにすぐに削除またはブロックするのが安全です。
また、公式アカウントや企業を装った偽アカウントも存在します。相手のプロフィールやアイコン、LINE IDを確認し、信頼できる相手かどうかを冷静に判断するようにしましょう。
見知らぬ人にLINEで追加された理由とは？
「なぜこの人とLINEがつながっているのか？」と疑問に思うことは多いでしょう。以下のような理由で知らない人に追加されるケースがあります。
1. 電話番号連携による自動追加
電話帳に登録しているだけで、LINE上でも自動で友だち追加される設定になっていると、相手にもあなたが表示されます。
2. QRコードの誤共有
イベントやグループLINEで一時的にQRコードを共有した場合、第三者がそれを保存して後で追加することもあります。
3. 共通グループからの追加
共通のグループに参加していた人が、そこからプロフィールを閲覧して追加してくるパターンです。
4. なりすまし・業者による追加
副業斡旋や出会い系業者が無差別に友だち追加をしている場合もあるため、明らかに不自然なアカウントには注意しましょう。
なぜ知らない人から連絡が来たのか？その理由を探る
理由がはっきりしないまま連絡が来た場合には、冷静な分析が必要です。考えられる理由をさらに掘り下げてみましょう。
- 知り合いのアカウント乗っ取り
本当の知人がLINEを乗っ取られ、そのまま別人が連絡をしてきている可能性があります。 - 情報漏洩によるターゲティング
アプリやウェブサービス経由であなたのLINE IDが漏れた可能性も考えられます。 - 営業・勧誘目的の接触
特に「一度だけ話した人」や「名刺交換した相手」からの突然のLINEは、何らかの営業や勧誘である場合が少なくありません。 - 誤追加・誤送信
相手が似た名前の別人と間違えて追加・メッセージ送信してきたというシンプルなミスもあります。
このように理由は多岐にわたるため、まずは相手のメッセージ内容とプロフィールを確認し、落ち着いて対処しましょう。
見知らぬLINEを削除するにはどうすればいい？
知らない人とのトークを削除する方法は簡単です。ただし、削除には2種類あることを理解しておきましょう。
- トーク削除（自分側のみ）
LINEのトーク一覧から削除したいトークを長押し→「削除」を選択すれば完了です。これはあなたの端末から消えるだけで、相手のトークには影響しません。 - 友だち削除
LINEの「設定」→「友だち」→「非表示リスト」や「ブロックリスト」から削除できます。ただし、一度削除すると再表示することはできません。
また、「トークを削除しても相手には残る」点に注意が必要です。不要な相手とのやり取りは、削除前にブロックしてから消すことで、今後の接触を完全に断てます。
既読にしてしまったらどうなる？相手にバレる？
LINEには「既読」機能があるため、メッセージを開いた瞬間に既読マークが相手に表示されます。これにより、「見たのに無視した」と誤解される可能性があります。
しかし、知らない相手に対して返事をする義務はありません。むしろ、安易に返事をすると「この人は返信してくれる」と判断され、しつこく連絡が来ることもあります。
既読を付けてしまった場合でも、無視・削除・ブロックのいずれかを冷静に選びましょう。既読がついたことを気にする必要はありません。
知らない人からLINE、その後どう対応する？
メッセージを読んだあとに考えるべきは、返信や電話、スタンプの使い方、そしてブロックの判断です。それぞれの対応方法とリスクを詳しく解説します。
返信すべきか、それとも無視が正解か？
知らない相手に返信するかどうかは、メッセージの内容や文体、目的によって判断が分かれます。
- 明らかに業者、営業、勧誘 → 返信不要・即ブロック
- 曖昧だが気になる内容 → 返信せず相手の様子を見るか、ブロック
- もしかして知り合いかも → 返信せず、プロフィールなどを確認
返信する場合でも、「どなたですか？」といった簡潔な一言にとどめておきましょう。個人情報や感情的な反応は控えるべきです。なお、相手がLINE電話をしてくるケースもあるため、返信前に着信設定を見直しておくと安心です。
知らない番号からのLINE電話、出るべき？
LINE電話もメッセージ同様、相手が誰か分からない限り出ないのが原則です。とくに、何度もしつこくかけてくる場合は、業者やトラブル目的である可能性が高くなります。
LINEには「通話を許可する相手を制限する設定」があります。設定画面の「通話」から制限をかけることで、知らない人からの着信をシャットアウトできます。
スタンプだけ送るのはあり？それとも逆効果？
「スタンプだけなら安全かも…」と考える人もいますが、これは相手に「興味がある」「返信の余地がある」と思わせてしまう可能性があります。特に、営業やナンパ目的の相手にとっては、スタンプが“接触成功”のサインとなることもあるため要注意です。
スタンプによる返信は誤解を招きやすく、意思表示が曖昧になりがちです。無視か、必要なら「どなたですか？」のように明確な言葉で返す方が効果的です。
最も効果的なブロックのタイミングと方法
知らない人とのやりとりを完全に断つには、やはりブロックが最も有効です。
ブロックの方法：
- トーク画面を開く
- 右上のメニュー（…）をタップ
- 「ブロック」を選択
ブロックしても相手には通知されません。ただし、相手からのメッセージはあなたには届かなくなります。また、ブロック後に「友だち削除」することで、一覧からも完全に消すことができます。
知らない人からLINEが来たときの最終的な対応まとめ
知らない人からLINEが来た場合、最も重要なのは冷静に対応することです。
- 開いても即情報漏洩はしないが、不審なリンクには要注意
- 追加された理由を見極め、返信は慎重に
- 迷ったら無視・削除・ブロックが基本
- 電話やスタンプには応じないほうが安全
安易に反応してしまうと、スパムや詐欺の被害に巻き込まれる恐れもあります。安全なLINE運用のためには、相手の正体が分からないうちは、常に距離を取る姿勢を忘れずに対応しましょう。